初めてのアプリ開発ではここに注意しよう!
はじめに
アプリ開発において、プログラミングのつまずきは避けられないものです。アプリ開発の落とし穴に嵌ってしまうとき、制作の苦しみは強調され、開発作業を鬱蒼としたものにしがちです。
今回は、アプリ開発の落とし穴に嵌らないために、アプリ開発を行うときの注意点について、述べていきたいと思います。
説明通りに進める
開発者から見たプログラムは「不安定で動かないもの」です。
新しい開発環境で最初に作成するプログラムである、いわゆるHello Worldプログラムを出力するだけでも、かなりの時間が必要になるでしょう。そこから、自主的にソースコードをカスタマイズしていくということは、実に大変な作業になります。
アプリ開発を始めるときには、ターゲットとなるアプリ開発の準備関連の書籍やウェブページをよく見て、その手続き通りに、正確に、開発のために必要なものを全て準備し、Hello Worldプログラムを作成するところまで進めましょう。
なお、アプリ開発の準備環境が、こちらのものと情報源のものとで違っている可能性があるので注意しましょう。
この点で、私的に説明している記事と、公に対して説明をしている記事とでは、説明の質に差が出る場合があります。もしこうした情報源で悩む場合、特に初心者の方には、内容がよく精査されているであろう書籍を購入することを勧めます。
コンソールをよく見る
Hello Worldプログラムを作り終えると、次に「どうして作ったプログラムは動いてくれないのか」を理解するために、コンソールのメッセージを読解することが必要になります。
プログラマ初心者に求められるのは、コーディングする能力よりも、デバッグする能力です。プログラムがうまく動作しないときに表示されるエラーメッセージが何を言っているか、よく観察して理解しましょう。
最初はコードのどこが間違っているか(どのファイルの何行目がエラーか)が分かれば、セミコロンがないといった構文ミスや、その地点の変数の前の代入がおかしいなどのミスなどに気づけると思います。
もしかすると、表示されるエラーメッセージは"Null Pointer Exception"などの意味の分からない文字列化かもしれません。意味の分からない英語であれば、機械翻訳や検索エンジンなどを使って情報を集め、エラーの意味を理解してみましょう。
1人で悩み続けない
エラーメッセージの原因や、実装方法で考えこむことはよくあるのですが、長い時間、同じ状況のままで、エラー解決の作業してしまうことは、絶対避けましょう。
作業に行き詰まったとき、時には自分以外の有志に助けを求めるのも選択肢です。
開発環境とエラーメッセージをそのままキーワードとして検索エンジンに入力し、提示されるドキュメントに目を向けてみれば、意外と同じ悩みを抱えている人は多いものです。
自分の状況と関連する、彼らの問題解決までの記事やメッセージ履歴は、こちらの問題解決のためにも大いに役に立ってくれます。
勿論、プログラミング経験のある同僚や友人、上司も選択肢になるでしょう。問題解決に有力な手がかりを得られる可能性がある一方、質問によって彼らの貴重な時間を奪ってしまうことには、留意しておきましょう。
ここで、他人に状況を伝えるとき、断片的な説明だけの分かりにくい説明は、極力避けましょう。相手側の助力を得るために、また効率的な情報伝達のために、最低でもエラー原因であるソースコードと、コンソールに表示されるエラーメッセージを、セットで提示するような習慣をつけましょう。
おわりに
今回は、アプリ開発で陥りやすい点について注意を述べさせていただきました。
プログラミングに慣れれば慣れるほど、高度なプログラミングにおいてもエラーメッセージが表示されないような、最適なコーディング方法を身につけられようになります。
まず、エラーメッセージをよく読み、メッセージが訴えている問題の原因と傾向を考えましょう。そこからアプリ完成へのステップは始まります。