これだけ知っていれば大丈夫!アプリ開発に使う用語まとめ
はじめに
アプリ開発で使われる独特な用語は、日常会話で聞きなれない英語が多く、重要そうな一文が何を伝えているかわからずに、困惑してしまうような状況が多くあります。
今回は、アプリ開発を始めた方向けに、プログラミングにおいて頻出する基礎的な用語についてご説明します。
プログラム・アプリ
プログラムは、コンピュータに命令を行わせるためのデータです。コンピュータのOSの種類によって、扱えるプログラムは異なります。
プログラムは大きく分けて、「コンピュータの基礎技術を提供するプログラム」と、「特定の目的を実現するサービスを提供するプログラム」の二種類に分かれます。
このとき、アプリは後者「特定の目的を実現するサービスを提供するプログラム」を指します。ユーザへの用途を明確に決めている、末端的なプログラムと考えて良いでしょう。
プログラミング・コーディング・ソースコード・プログラム言語
プログラミングは、プログラムを制作することを言います。
プログラミングのほとんどは、「ソースコード」と呼ばれるテキストデータを作成する「コーディング」という作業によって行われます。
ソースコードの記述ルールは、コーディングに使用する「プログラム言語」によって、厳密に決定されています。
ライブラリ
ライブラリは、複数のプログラムで共通して使用されるような基本プログラムのことを指します。
例えば、コンソール画面に文字を出力するプログラムには、文字出力のためのライブラリが使われています。ライブラリの参照によって、プログラマは文字出力を行う機能を、プログラムの一文で実装することができる訳です。
コンパイル・ビルド
コンパイルは、ソースコードからプログラムを作り出すアクションです。
ビルドは、ソースコードやライブラリに関する設定を用いて、コンパイルを行うアクションです。コンパイルのための細かい設定も管理してくれる、より高級な機能であると考えてください。
テキストエディタ・統合開発環境
テキストエディタは、コーディングを行うときなどに用いられる、テキストデータ編集用のソフトウェアです。
統合開発環境(IDE)は、プログラムを開発するために特化された、多くの開発サポート機能を持つテキストエディタです。
プロジェクト・ソリューション
プロジェクトとソリューションは、統合開発環境で用いられるデータです。
ソリューションは、複数のプロジェクトを管理するデータです。
プロジェクトは、ビルドに使用するプログラムのソースコードや使用するライブラリ、その他設定情報をまとめたデータです。
プログラムほどではないにせよ、プロジェクトからエラーメッセージが出力されるケースは結構あります。新しくプロジェクトを作成してからプログラムを実行するときには、プロジェクト管理ファイルからのエラーにも注意するようにしましょう。
デバッグ
デバッグは、プログラムからバグ(意図せぬ不具合)を取り除く作業を指します。
デバッグは、主にバグを検出する作業と、検出したバグをプログラム上で修正する作業に分けられます。後者は、基本的に開発したプログラマにしかできない、プログラム開発の集大成となる作業です。
おわりに
今回は、アプリ開発で用いられる用語について説明しました。みなさんのアプリ開発に対する知識となれば幸いです。