アピアリーズ Tech Blog

アプリ開発・運用を簡単にするBaaS「アピアリーズ」。このBlogでは、アプリを作りたい方、運用したい方、広めたい方に、ちょっぴり使える情報をお届けします。

アプリ開発の流れは?

今回はスマホアプリ開発の流れや手順について説明いたします。 アプリを配信するためには、ただアプリを作るだけではなく済ませなければならない手続きがあります。効率よく作業を進めるためにも、しっかりと把握しておきましょう。

プログラミング言語や開発環境の勉強>約1ヶ月〜3ヶ月

初心者にオススメな方法は実際に手を動かして、小さなサンプルをたくさん作ることです。 そのことによって自分の「引き出し」を増すことができるのです。

もう一つ大切なのは「開発環境に慣れる」ということです。 単にプログラミング言語を学んでも、実際にアプリを開発するには統合開発環境(IDE)の使用が必須です。 iOSアプリならXcode、AndroidアプリならEclipseかAndroid Studioで開発していきます。 この開発環境をどれだけ使いこなせるかで、開発の効率はだいぶ違ってきます。

仕様確定>約2週間

以下のことを明確にしていきましょう。

  • どんなアプリを作りたいか

どんなアプリを作りたいのか、それをどんな人やどんな場合に使って欲しいのか、ポイントを明確にしましょう。アプリの名前も重要です。そのアプリを端的に言い表せる名前を考えましょう。

そして注意しなくてはいけないのは、もうすでに同じ名前のアプリがないか調査することです。せっかくいい名前を思いついても、それがストアに登録されていては使うことはできません。

  • アプリに最低限必要な機能の洗い出し

自分のアプリで実現したい機能を挙げていきましょう。それを実現するためにどんな技術やコードが必要なのかを調査します。

初めはあまり機能を入れすぎないのが良いでしょう。ここで「どんなアプリを作りたいか」を明確にしておくことが参考になります。

  • 企画書を書いてみる

実際に紙に画面を書いてみましょう。簡単なもので構いません。メイン画面やメニュー画面、画面遷移を書き出していきましょう。自分のイメージを具体的に形にしていくことが大切です。

資金に余裕があるなら、デザイナーの方に依頼するのも良いですが、その場合にもきちんと自分の実現したいことやイメージを、きちんと伝えなければなりません。 企画書があれば、やりとりがスムーズに進みます。

開発、実装、テスト>1〜3ヶ月

ここは作りたいアプリや、個人の実力、開発に割り当てることのできる時間によってまちまちですが、とりあえず「この日までにはリリースするぞ!」という目安を立てておくと良いです。

テストは統合開発環境のシュミレーターでもできますが、できるだけ実機で行うようにしましょう。実際に手に取って操作してみないと気づかないこともあるからです。

  • 開発者登録をお忘れなく

これは当然ですが、アプリをストアで配信したいなら、まず開発者として登録しなければなりません。

  • iOSの場合

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iOS Developer Programへ登録します。 登録料は現在11,800円です。こちらから登録します。

https://developer.apple.com/jp/programs/ios/

  • Androidの場合

「Google Play Developer Console」から登録します。

https://play.google.com/apps/publish/signup/

登録料は現在25ドルで、初回のみです。 登録処理が完了するまでに最大48時間かかるので、その間にアプリ申請に必要な資料などを用意しておきましょう。

リリース>2週間〜1ヶ月

アプリが完成すれば、いざリリースです! が、その前に済ませなければならないことがあります。

  • iOSの場合

1.申請に必要な資料を準備する

リリース用のCertificateやProvisioningプロファイルなどのファイルを作成したり、画像(アプリのスクリーンショットなど)や説明文を用意します。

2.アプリを登録する

iTunes Connectから新規アプリを登録します。

https://itunesconnect.apple.com/

3.Xcodeでアーカイブファイルのビルド

開発したアプリを配信するために、Xcodeでアーカイブファイルをビルドし、iTunes Connectへと送信します。

4.iTunes Connectでビルドを追加

上記 2 で作成した申請情報登録へのページにアクセスすると、「ビルド」の項目が追加されているので、アップロードします。

Appleの審査は2週間以上はかかりますので、しっかりとスケジュールを確認しながら作業を進めていくことが大切です。

  • Androidの場合

1.申請に必要な資料を準備する。

こちらも画像、アプリの説明文などを用意します。

以降は登録処理が完了した後に行います。

2.アプリの apkファイルを作成する

リリース用のファイルを統合開発環境上で作成します。

3.アプリ情報を登録する

「Google Play Developer Console」にアクセスします。 そこでアプリの情報を登録していきます。

4.apkファイルをアップロードする

上記 2 で用意したapkファイルをアップロードします。

5.価格と販売/配布地域を設定する

アプリの価格と配布する国を決定します。特に国内限定というわけではないのなら、すべての国を選択しておくと良いでしょう。 「無料」で設定したアプリを後で有料にする事はできません。注意しましょう。

Androidアプリの場合はiOSと違い、公開してから2〜3時間後Google Play ストアでダウンロードできるようになります。とてもスピーディーです。

いかかでしたか? 開発の流れをきちんと把握し、事前の調査や準備をして、滞りなく進められるようにしたいですね。